詐欺事件の解決例 刑事事件 | 事例紹介|愛知(名古屋)で弁護士をお探しなら成田龍一法律事務所へご相談ください。家事事件、民事事件、刑事事件等はおまかせください。
詐欺事件の解決例
事案
Aさんは、住宅ローンなどの借金をかかえ、その借金返済のため歩合給がある営業職に就職し、
その高い歩合給を得るため架空売上を会社に報告し、多額の報酬（合計約２０００万円）を
得たが、それが発覚し、退職・破産にまで追い込まれ、
ついに警察沙汰となり、２００万円の詐欺で起訴された事件
依頼者の事情
Aさんは、妻からも離婚を要求され、破産宣告までしたが、架空売上計上による詐欺は
破産手続上責任が残り、その分を会社との間で、長期分割の支払約束した。
前科は見当たらない。家族は母がいる。
- 詳細
- 本件では、Aさんが深く反省し、被害者である会社との間で、
長期分割の支払約束をしたが、警察の判断で強制捜査となった。
裁判では、深い反省、将来的な就職と親族の監督を約束したが
実質的な被害金額が多額であったこと、手口が巧妙で発覚しにくい方法であったこと、
起訴された２００万円についてまったく弁償ができなかったことなどが理由となって、
懲役１年１０月の実刑の判決となった。
しかし、控訴して２００万円の弁償をし、被害者との間で、
改めて示談を調え、「厳罰を望まない」旨の嘆願書をもらえたことにより、
高等裁判所において、執行猶予付きの判決となった。
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